近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京築地の居留地のホテルにおける慈善音楽会。開会を待つ人々に対して、開会の弁士がまだ到着しないのでしばらくお待ちくださいと挨拶する役員の女性、「胸間に薔薇の徽章を挿した一婦人が、訪問服の裾を捌いて壇の傍らに頭を下げる」。訪問服はこの頃ようやく呉服店の商品リストに入るようになった服種。黒紋付き裾模様の礼装ほど窮屈でなく、もっと自由で、はなやかなもの、といった考え方だったから、呉服屋の目玉商品となったのは当然。この女性は胸に時計の金鎖を見せている。髪は前髪がやや突き上がって全体に大きく膨らんだ花月巻風。しかし本当の花月巻かどうかは挿絵ではわからない。(大丸 弘)
ID No. A03-014
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1904(明治37)年2月10日号 8面
画家・撮影者 阪田耕雪(坂田耕雪)(1871-1935)
小説のタイトル 新生涯(45)(11(1)):慈善音楽会
作者 田口掬汀(1875-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7me:[名流婦人(この年の名流婦人の写真)]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Vho:[訪問着]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wto:[時計;時計鎖]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年;1904(明治37)年
国名 日本
特定地域 東京;築地
キーワード 花月巻風;紋付き;お太鼓結び;金鎖
男女別 女性
体の部分 上半身