近代日本の身装文化(身装画像)
説明 奥様の不満を押し切って妾を家に入れた旦那は、妾を本妻のように世間に思わせるための画策をする。ある日、旦那は密かにお妾とその子を写真館に連れて行き、あたかも正式の夫婦親子でもあるかのように写真をとる。家では奉公人として扱われ、銀杏返しを結わされているているお妾は、この日は急遽、写真撮影のためだけに奥様風の丸髷を結わされている。着せられているのも白襟紋附の、旦那の羽織袴と対になる女の正装。子どもを挟んで夫婦の写真を撮るについて、写真屋がこんなことを言っている。「日本の御婦人がお立ちになった姿は西洋婦人のように直立になりませんから、恰好が悪うございます。失礼ですが奥さん、モット真っ直ぐに身体をお伸ばしなさい。背中が丸くなって猫背のようだと西洋人に笑われます」。(大丸 弘)
ID No. A02-122
出典資料 報知新聞
発行年月日 1902(明治35)年9月5日号 1面
小説のタイトル 女道楽:写真室
作者 村井弦斎(1863-1927)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jka:[家族の集い;記念撮影;家庭的情景]
D5re:[フォーマルウエア;礼装;お祝い着]
D1hi:[ひげ]
Vhao:[羽織]
Vham:[袴(男性)]
D2ma:[丸髷]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D011:[男の幼児(だいたい就学以前)]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
キーワード 写真館;カメラ;口髭;顎鬚;羽織袴;白襟紋付き;お太鼓結び;膝の上に子どもを載せる
男女別 男性;女性;男児
体の部分 全身;坐臥