近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京築地のある実業家の執事。主人はすこし以前なら豪商とでもいうべき人間、会社の社長室のほか、この本宅を訪れる多くの客との、政治がらみの対談の中で仕事の話もまとめられてゆく、という生活。執事はむかしなら大番頭の立場だが、おもな仕事は訪れる来客のチェックと家内の取締。玄関横の千本格子一間半の窓には中硝子の四枚の腰障子が嵌り、そこから来客を一目に認められるようになっていて、執事兼玄関番のこの老人、といってもまだ六十にはならない男が、つねに老眼鏡を光らせている、というしかけ。手に持っている和綴じの冊子の表紙には雑費帳とあって、この老人には家政の監督が任せられているのだろうか。(大丸 弘)
ID No. A02-091
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1902(明治35)年6月28日号 8面
画家・撮影者 阪田耕雪(坂田耕雪)(1871-1935)
小説のタイトル あやめ草(1)
作者 広津柳浪(1861-1928)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D016:[中年~初老の男性]
Vhao:[羽織]
Wme:[眼鏡]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
特定地域 東京;築地
キーワード 執事;座布団;テーブル;火鉢;和綴じの雑費帳
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥