近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京赤坂の踊りの師匠の一室。弟子たちの控え所で、たいていはローティーンの女の子だから順番を待つあいだも騒がしい。だれもが襟付きのふだんのきものを着ている中で、右端の、指先に舞扇を立てている子は、一人だけこの辺りの資産家の一人娘。間近な温習会では狐忠信を踊る予定で、相手の静御前になる雛妓(オシャク)がありものの衣裳なのに、この子は新しいものを誂えてそれを自慢にしている。この子のきものだけは黒い掛け襟がなく、他の子はお太鼓に結んでいるらしい帯を、この子は矢の字に結んでいるようだ。髪ははっきりしないが一種のお稚児(桃割れ?)かもしれない。ほかの三人はふくら雀(唐人髷?)のように見える。(大丸 弘)
ID No. A02-028
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1902(明治35)年3月7日号 4面
小説のタイトル 大喝采(7)
作者 武田仰天子(1854-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D002:[女の子(小学生くらい)]
D7re:[令嬢モデル]
D2ni:[日本髪一般]
Vob:[帯]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vka:[掛襟]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
特定地域 東京;赤坂
キーワード お嬢様;竪矢の字;立て矢結び;雛妓(すうぎ);半玉(はんぎょく);ふくら雀;眉落とし;黒襟;お太鼓結び
男女別 女児
体の部分 全身;坐臥