近代日本の身装文化(身装画像)
説明 二十歳を超したばかりの人妻が夫に先立たれ、婚家から出るか留まるかの岐路に立っている。「房々とせし黒髪を無造作に櫛巻にして、白粉気の無き首筋は雪よりも白く」とある。髪の毛が非常に多い場合には、櫛巻といっても(ビン=横髪)や髱(タボ=後ろ髪)をかなり膨らますので、前髪の目立たない一種の髷のように見える。縞のきものに黒襟をかけ、半襟にはわりあい目立つ模様があり、黒繻子の帯の下締めの大きな絞り柄も目立つ。民間では服喪の習慣がはっきりしないため、切り髪にでもしないかぎり夫を亡くして間のない婦人かどうかは、見た目にはわかりにくい。きものの縞柄は中子持縞というものに近いが、すべての縞柄に名前があるわけではない。(大丸 弘)
ID No. A02-015
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1902(明治35)年5月20日号 7面
小説のタイトル 男食ひ(1)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2:[ヘアスタイル]
Vka:[掛襟]
Vhan:[半襟]
Vob:[帯]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
キーワード 未亡人;櫛巻;みだれ髪;黒襟;竪縞のきもの;お太鼓結び;絞り柄の帯締め;帯揚げ;袖の扱い;袖を噛む
男女別 女性
体の部分 上半身
関連情報 A02-015, A02-016