近代日本の身装文化(身装画像)
説明 夏座敷の縁端で、ふたりの女のきびしい話し合い。右側の客に来た娘は髷を高く結った島田、ある男の子を身籠もったと告げている。それを聞いているこの家の主人の束髪女は、じつはその男は自分のかつての夫だと言って、相手を驚かす。娘は袖を手に巻いて涙を拭っている。右の女は手先を帯に差し入れて思案顔。女がこうして帯に手を差入れるのは、物思いのポーズ。夏のことで簀の子障子が立ててあり、その手前、主人の女のかたわらには背の高い座敷ランプ。このランプは、細かいところ以外、以前の座敷行灯と見た目はほとんど変わらない。来客にお茶の接待は当然として、煙草盆らしいものの見えるのは、この相手に対しては少し妙に思える。あるいは菓子鉢か。(大丸 弘)
ID No. A01-073
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1901(明治34)年10月26日号 4面
小説のタイトル 水彩色(みずさいしき)(71)
作者 加藤眠柳(生年不詳-1920)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H6:[和座敷一般]
G043:[縁先;縁端]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
D2sim:[島田;高島田]
D800:[感情・思考・意志の表現一般]
H000:[照明;照明具(一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
キーワード 夏座敷;上げ巻;紋付き;袖口で涙をぬぐう;お太鼓結び;帯に手を差し入れる;物思い;座敷ランプ;簀戸(すど);簾戸(すど);葦戸(よしど);縁側
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥