近代日本の身装文化(身装画像)
説明 西多摩に別荘を持つ子爵家の跡取息子。昨日友人との散策の途中で立ち寄った銘酒屋の女に一目惚れ。次の日は一人だけでまたその店に立ち寄って、昨日と同じ氷汁粉を飲んでいる。客商売の女は愛想よく迎えて、これも華族の若様に少なからぬ興味を持った様子。女は昨日の島田を崩して洗い髪。この時代、女はめったに髪を洗うことはなかったが、美容院が普及した1930年代までは家庭で、自分の手で洗うより仕方なかったのもその理由だろう。洗ったあとは自然に乾くまでこうした散らし髪でいなければならない。軽く結んでおいてもいいが、そうすると乾きが遅い。洗い髪はなんだか凄みがあって、娘が頭が軽いと言っていつまでもそうしていると、母が叱ったりするが、それが色っぽいという亭主もあったそうだ。散らし髪で有名なのは新橋の芸者、洗い髪のお妻。(大丸 弘)
ID No. A01-068
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1901(明治34)年8月17日号 4面
小説のタイトル 水彩色(みずさいしき)(3)
作者 加藤眠柳(生年不詳-1920)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G01:[店舗 ex.店構え全景,出入りする客,従業員]
D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D1se:[洗髪;洗い髪]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
Wge:[下駄;クロッグ]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
Wne:[ネクタイ;ネックバンド]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wtu:[杖;ステッキ;松葉杖]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
特定地域 東京;西多摩
キーワード 茶店の店先;看板娘;散らし髪;うちわ;書生;駒下駄;華族;前屈み
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥