近代日本の身装文化(身装画像)
説明 訪ねていった先の勝手口で、泣いている女中。この女中の家では初老の未亡人が養女に婿を取った。ところがその養女と母親とのと折り合いが悪く、なにかにつけて母は娘に暴力を揮う。それを見かねた女中が、若奥様の姉の嫁ぎ先へ駆け込んで、若奥様の悲惨な有様を訴えて思いあまって泣いているのである。女中などの帯はふつうはお太鼓でなければ引っ掛け結びだが、この挿絵では下げ結びのようにも見え、はっきりしない。履いている下駄は前が斜めになった小町型。そばに立てかけてあるのは差歯の日和下駄。女物は大体丸型。障子が主婦の顔の横の一枠だけ、裏に紙が貼ってある。これは指先の引っ掛かりをよくするための工夫。(大丸 弘)
ID No. A01-026
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1901(明治34)年1月12日号 4面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 神楽獅子(10)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ge:[下女;下男;召使い]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
キーワード 勝手口;女中;竪縞のきもの;日和下駄;袖口で涙をぬぐう;障子
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥