近代日本の身装文化(身装画像)
説明 養い娘の婿に迎えた息子の、朝餉の世話をする養母。長火鉢に手の先を温めながら、一人膳で飯を食う、というのはこの時代、だいたいはその家の主人のすること。この婿が大事にされていることがわかる。男は起きぬけのまま、寝間着の長襦袢の上に縞のきものを軽く羽織っているようだ。長襦袢は襟と袖口に別ぎれがかぶせてある。男で長襦袢を着る人はまだ多くなかった。それを寝間着にしているのはかなり贅沢な男。母親は夕べ貰ってきた折を開けて、婿に味見させようとしている。母親の髪は縦型の束髪で、前回に「年の頃四十二三と見ゆる女、色白く肥え太りて、艶やかなる髪を夜会結びにしたるが、白縞の寝間着の上に琉球紬の書生羽織を引き掛け」とある。夜会結びはこの一,二年にわかに流行してきた上げ巻の一種。(大丸 弘)
ID No. A01-024
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1901(明治34)年1月7日号 4面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 神楽獅子(5)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vna:[長襦袢;襦袢]
D5ne:[寝巻;ナイトウエア]
D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Vhi:[被布]
H10:[家族の食卓;カンバセーションピース;アンティミスト]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
キーワード 長火鉢;一人膳;おひつ;寝間着;上げ巻
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥