| 文献番号 | 01_SC001689 |
|---|---|
| 著者名 | 谷明日香 ; 坂下理穂 ; 諸岡晴美 ; 村上修一 ; 富樫宏介/タニ アスカ ; サカシタ リホ ; モロオカ ハルミ ; ムラカミ シュウイチ ; トガシ コウスケ |
| 書名・論文名 | 卵殻膜・リン脂質ポリマー同時加工布が温熱的着用性能に及ぼす影響 |
| 掲載誌名 | 繊維製品消費科学 60(3) |
| 発行年月日 | 2019 (3) |
| 掲載ページ | pp.255-261 |
| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 時代区分 | 21世紀前半 |
| キーワード | 卵殻膜・リン脂質ポリマー同時加工布;エッグベール加工布;温熱的着用性能;親水性 |
| 抄録 | 卵殻膜・リン脂質ポリマー同時加工布(エッグベール加工布®)の温熱的着用性能を素材の水分特性,不感蒸散・発汗シミュレーション実験,およびTシャツを用いた着用実験を通して,未加工布(ブランク布)を対象試料として比較検討することを目的とした。その結果,加工布において親水性の向上が認められ,不感蒸散ならびに発汗シミュレーション実験においても水分蒸発量の増大と潜熱損失量の増大がみられた。着用実験においては,加工布着用で歩行期において衣服内温湿度および発汗量の上昇抑制と回復期における円滑な低下が認められ,有意に湿潤感が少ないと評価された。また,測定項目間の相関分析から,発汗を伴う歩行期では主に衣服内の湿度が発汗量および心拍数と有意な相関をもち,回復期では衣服内の温度がこれら生理量に有意な相関をもつことがわかり,加工布の親水性の向上が温熱的着用性能の優位性に繋がると判断された。しかし,心拍数や快適感に効果をもたらすには,さらなる親水性の向上が必要であることも指摘された。 |
| 身装概念 | EP003:[技術開発;技術振興] EQ18:[布面加工;繊維加工;仕上加工] DP21:[人体生理;生理;生理機能;生理学] DP035.1:[着用実験] |
| 服装専門分類 | EQ0:[製造工程一般;布地] DP2:[身体・生理・環境・性;総記] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |