身装文献
文献番号 01_LI001986
著者名 常見美紀子/ツネミ ミキコ
書名・論文名 日石サービスマンのためのユニフォームデザイン : 桑沢洋子のデザイナー活動
掲載誌名 デザイン学研究 50(2)
発行年月日 2003 (7)
掲載ページ pp.19-26
OWC AB
地域・民族名 日本
時代区分 20世紀後半 ; 1960年代 ; 1970年代
時代通称名 昭和
キーワード 桑沢洋子(くわさわようこ) ; 日石サービスマン ; ガソリンスタンド従業員 ; 作業着デザイン ; 四つの基本方針
抄録 桑沢洋子は第二次大戦前に構成教育を新建築工芸学院で受け、その後雑誌のリポーターや編集者になった。戦後、彼女は作業服のデザインに没頭し、作業服デザイナーとして高い評価を得た。その結果、桑沢は1969年のサービスマンのためのユニフォームのデザイナーに指名された。1969年のユニフォームと1973年のユニフォームを比較すると、デザインに大きな変化が見られ、それは日本のファッションが大きく変容したことを表していた。調査、検証の結果、日石サービスマンのユニフォームは、デザイン史上、次の5つの意義が認められた。1)ユニフォームは、当初からコーポレーションアイデンティティ(CI)として企画デザインされ、成功した。2)ユニフォームの企画は、デザインサーベから始まる工業デザインの手法を使用した。3)新たに整備士用のユニフォームとしてオーバーオールを採用、整備服のプロトタイプとなった。4)ユニフォームデザインのために、コーディネートという手法を用いた。5)1973年版のデニム素材のユニフォームとストライプ柄のオーバーオールは、日本の代表的ユニフォームとなった。
身装概念 DP019:[デザイナー(作品,キャリア,パーソナリティー)]
AU113:[ユニフォーム;制服;お仕着せ]
CP162:[企業イメージ]
DP01:[ファッションデザイン;服装デザイン;服飾デザイン;衣服設計;衣服造形]
DP00:[デザイン;デザイン理論;意匠;意匠学]
服装専門分類 DU5:[デザイニングシステム・技法;着用者,着用目的,TPO]
リンク 国立情報学研究所 CiNii