身装文献
文献番号 01_GE009477
著者名 森田厚 ; 小林盾/モリタ アツシ ; コバヤシ ジュン
書名・論文名 職業における男女共同参画はどのように推移するのか:理容師と美容師を事例とした歴史分析、1910~2010年
掲載誌名 成蹊大文学部紀要 53
出版者
発行年月日 2018 (3)
ページ
掲載ページ pp.33-45
シリーズ名
OWC AB
地域・民族名 日本
特定地域名
時代区分 20世紀;21世紀前半;1910年~2010年
時代通称名 明治~平成
キーワード 職業内男女比;男女共同参画;国勢調査;女性理容師;男性美容師
抄録 この論文では、男女共同参画社会の実現に向けて、職業内の男女比がどのように変化するのかを検討する。事例として、理容師を典型的な男性中心職業と、美容師を女性中心職業とみなして取りあげる。2010年国勢調査によれば、理容師のうち女性は44.6%、美容師のうち男性は23.1%いた。しかし、国勢調査は1965年まで、理容師と美容師を区別せず集計していたため、これまで理容師、美容師における男女比率の推移は未解明だった。そこで、この論文では理容師と美容師における男女別4グループの人数を推定し、1910年から2010年まで100年間の推移を検討する。分析の結果、理容師、美容師ともに1950年ごろから急増したことが分かった。美容師はその後も増えつづけたが、理容師は1970年ごろをピークに減少した。理容師における女性は、1940年ごろから増加し、1980年ごろがピークだった。美容師における男性は、1980年ごろから増加し、現在も増えつづけている。このように、女性理容師と男性美容師では、増加時期やピークの有無で違いがあったが、どちらも職業における男女共同参画の成功例といえるだろう。こうした推定は、この論文ではじめて行なわれた。
身装概念 FX000:[理容業;理容師;理髪店;床屋]
FX001:[美容業;美容師;美容院;髪結い;ヘアサロン;エステティックサロン;ネイルサロン]
BP35:[研究;調査]
DP261:[性差;性のイメージ;ユニセックス;モノセックス;セクシー]
BP327:[ダイレクトリー;名鑑;人名簿;住所録]
BP34:[資料;データ]
服装専門分類 FX0:[小売業一般・経営システム;ヘア,化粧]
資料タイプ
資料所在
国会図書館請求番号
日本十進分類
版次
備考
言語
リンク 国立情報学研究所 CiNii