| 文献番号 | 01_GE008053 |
|---|---|
| 著者名 | 金尾佐知子/カネオ サチコ |
| 書名・論文名 | 学内で回収した残布を再生した反毛布の性能 |
| 掲載誌名 | 文化学園大紀要 服装学・造形学研究 47 |
| 発行年月日 | 2016 (1) |
| 掲載ページ | pp.1-7 |
| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 時代区分 | 21世紀前半 |
| 時代通称名 | 平成 |
| キーワード | 強度;寸法変化 |
| 抄録 | 学内残布を再生した反毛布の用途を検討することを目的として、風合い評価、一対比較法を用いた手触りによる官能検査、強度実験、寸法変化試験を行い、以下の結果が得られた。反毛布はKOSHIが大きく、NUMERIは小さいため、硬く変形しにくい布であると評価された。また、男スーツ冬用布地としては、低級であると判定された。手触りによる官能検査でも、反毛布はツィードよりもチクチク、ゴワゴワすると評価されたため、衣料用とするには向かないと判断した。引張強さ、引裂強さ、破裂強さの強度試験において、反毛布は比較布と同等の強度があり、特に摩耗強さでは、摩擦回数600回でも織糸の切断は観察されず、どの比較布よりも摩耗強度が大きかったので、衣料以外の用途で強度には問題ないと思われる。洗濯による寸法変化もデニムや麻地よりも変化が小さく、洗濯にも耐えうると考えられる。反毛布を衣料用として学生が再利用することが望ましかったが、硬さや風合いに問題があったため、手提げバッグを作成し、学内外に配布し、本学服装学部のUSR活動のアピールに活用することにした。 |
| 身装概念 | EP33:[繰り回し;衣服サイクル;リサイクル] EQ198:[風合い] EQ19:[素材の物理的性質;物性] DP154:[官能;官能量;官能検査;官能テスト] EP013:[品質評価] |
| 服装専門分類 | EP3:[保存・手入れ;総記] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |