| 文献番号 | 01_GE004520 |
|---|---|
| 著者名 | 菊田琢也/キクタ タクヤ |
| 書名・論文名 | 消費社会と雑貨 : 1980年代、雑誌『オリーブ』の分析を通じて |
| 掲載誌名 | 文化学園大紀要 服装学・造形学研究 45 |
| 発行年月日 | 2014 (1) |
| 掲載ページ | pp.37-45 |
| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 時代区分 | 20世紀後半;1980年代 |
| 時代通称名 | 昭和 |
| キーワード | 雑貨;消費社会;自己形成;オリーブ少女;おしゃれ小物;チープシック;リセエンヌ |
| 抄録 | 現代社会において、「自分らしさ」の表示や自己形成は無数に存在する商品をいかに取捨選択するかといった消費行動と大きく関係している。アンジェラ・マクロビーらは、少女たちが自分の部屋や身体といった私的領域を雑多なアイテムによって装飾することを通じて独自の文化を形成していく様子について言及しているが、その際に注目されたものの1つが「雑貨」である。購入しやすく、所有しやすいという特徴を持つ雑貨は、「自分らしさ」を表現する上で容易に選択することができる消費対象として位置付けられる。本稿は、雑誌『オリーブ』における雑貨の取り上げられ方を考察することで、少女たちの自己形成と消費行動との関係について論じたものである。誌面のなかで「おしゃれ小物(おしゃれ生活小物)」として取り上げられる雑貨は、『オリーブ』が80年代に「リセエンヌ」なる少女像を通して積極的に提案していた「チープ・シック」というスタイルを象徴するものとして位置付けられていた。そしてそれは、『オリーブ』の主要な読者層である中高生の女子という経済的に自立する前段階の「少女」という状況下と結びついた価値の創出でもあったのだ。 |
| 身装概念 | BP341.0:[雑誌;雑誌記事;服飾雑誌;ファッション雑誌;ファッション誌;モード雑誌;モード誌] AP014:[ファッション理論;ファッションの法則;流行論;服装概論] DP051:[流行の予想・予測;流行の現況・総括] AW0X:[装身具] |
| 服装専門分類 | AP0:[総記;総記] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |