| 文献番号 | 01_GE004384 |
|---|---|
| 著者名 | 太田伸広/オオタ ノブヒロ |
| 書名・論文名 | グリム童話に登場する魔女の像について |
| 掲載誌名 | (三重大)人文論叢 28 |
| 発行年月日 | 2011 (3) |
| 掲載ページ | pp.33-59 |
| OWC | EL |
| 地域・民族名 | ドイツ |
| キーワード | 魔女;グリム童話;ドイツ民話 |
| 抄録 | 魔女はお年寄りで、ほとんどが森の中の小さな家に住んでいる。魔女の身分や職業、暮らしぶりはほとんどわからない。魔女が真珠や宝石、金銀などの宝を持っている場合は5例で少ない。魔女の魔女たるゆえんはやはり魔法を使うということである。しかし、その目的、使用の相手はほとんどが不明である。魔法の解き方も様々で一定しない。ところが、魔法という武器を持ちながら、魔女が相手に打ち勝つために魔法を用いることはない。それどころか、意外な脆さを見せ、没落する。魔女は殺人など数々の悪事を働く。そのせいか、悲惨な末路を迎える魔女が多い。魔女は山姥や鬼婆と違い、人を食わない。またグリム童話の魔女は、魔女裁判に出てくる「舞踏」、「集会」、「淫行」、箒での飛行、穀物や家畜への危害とも無縁である。さらにグリム童話の魔女は、神学の魔女規定とは違い、悪魔と結託することもない。 |
| 身装概念 | AU192:[霊的存在] BP341:[文献資料] |
| 服装専門分類 | AU1:[総記;着用者] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |