| 文献番号 | 01_GE003266 |
|---|---|
| 著者名 | 若月宣行/ワカツキ ノリユキ |
| 書名・論文名 | ケミカルレース製作のデータ設計と刺繍の縮み : 工業用本縫刺繍機を用いたケミカルレース |
| 掲載誌名 | 文化学園大紀要 服装学・造形学研究 44 |
| 発行年月日 | 2013 (1) |
| 掲載ページ | pp.37-45 |
| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 時代区分 | 21世紀前半 |
| 時代通称名 | 平成 |
| キーワード | ケミカルレース;工業用本縫刺繍機;縮み;データ設計;土台刺繍;ステッチ |
| 抄録 | 工業用本縫刺繍機を用いたケミカルレースの製造工程中に起きる縮みとデータ設計との関係について検討した。ケミカルレースは土台刺繍と表面刺繍によって構成されているが、第一段階として土台刺繍を取り上げて実験を行った。あらかじめ縮みを計算に入れたデータ設計をしたいと考え、まず土台刺繍のステッチの設定条件と縮みの関係について基本的なデータを収集することとした。その結果、以下のことがわかった。レーヨン刺繍糸は、浸漬によって糸のみの縮みが2%前後であることがわかった。試縫い実験により土台刺繍を構成する縫目線の縮みは縫い方向によって差があることがわかり、観察によって右進縫い(0°方向)ではパーフェクトステッチが形成されるため縮みが小さく、左進縫い(180°方向)ではヒッチステッチが形成されるため特に縮みが大きくなることを確認した。土台刺繍の縫いパターンは垂直、水平方向に縫う基本的な縫い方とし、(1)タテ方向よりもヨコ方向に大きく縮む、(2)ステッチ間隔が狭いと縮みは小さく、ステッチ間隔が広いと縮みも大きく35%に及ぶ、(3)ステッチ長さが短いと縮みは小さく、ステッチ長さが長いと縮みも大きく30%になる結果を得た。 |
| 身装概念 | EQ153:[刺繍] EP22:[縫製;ソーイング] |
| 服装専門分類 | EQ1:[表面特性;布地] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |