文献番号 | 01_GE003204 |
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著者名 | 藤元裕二/フジモト ユウジ |
書名・論文名 | 高麗仏画の振幅:養寿寺・泉屋博古館・浅草寺所蔵「水月観音(楊柳観音)像」を中心に |
掲載誌名 | (学習院大)人文 11 |
出版者 | |
発行年月日 | 2013 (3) |
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掲載ページ | pp.216-189 |
シリーズ名 | |
OWC | AA;AB;AF |
地域・民族名 | 朝鮮半島;朝鮮;韓国;日本;中国 |
特定地域名 | 愛知;西尾市;京都;京都市;東京 |
時代区分 | 14世紀 |
時代通称名 | |
キーワード | 高麗仏画;水月観音像;手;善財童子;楊柳観音 |
抄録 | 本稿は、高麗仏画の造形表現の振幅について、合理性と装飾性の二つの観点から論究する美術史研究である。高麗仏画とは、朝鮮半島の高麗王朝期(918~1392)に制作された仏画の総称であり、凡そ150点の作品が国内外に伝わっている。一般に高麗仏画は、第一に統一的な図様と、第二に細密華麗な文様の描写に代表される豊かな装飾性を特徴とすると評され、吉田宏志氏、菊竹淳一氏、井手誠之輔氏ら先学も盛んに議論を展開している。しかし、今一度これら高麗画を眺めるならば、南宋絵画風の合理的な表現を採る作、あるいは同一図様ながら作画の方向性の相違が存する作も見受けられ、多様な魅力を内包していると筆者は考える。本稿では、精査する機会を得た養寿寺、泉屋博古館、そして浅草寺所蔵の「水月観音像」を取り上げ、14世紀の高麗仏画における造形感覚の推移、即ち(1)合理性の急速な淘汰、(2)装飾性の穏やかな変質、について論究を行う。そしてその延長線上に、朝鮮王朝期仏画を捉える旨の試論を述べる。 |
身装概念 | AU192.0:[神;神仏像] BP342:[絵画資料;造形資料;映像資料;画像資料;服装絵画] CP420:[伝播;伝来] AW0X:[装身具] EQ124:[染織文様;衣服文様] |
服装専門分類 | AU1:[総記;着用者] |
資料タイプ | |
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国会図書館請求番号 | |
日本十進分類 | |
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リンク | 国立情報学研究所 CiNii |