文献番号 | 01_GE003203 |
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著者名 | 島村恭則/シマムラ タカノリ |
書名・論文名 | 熊本・河原町「国際繊維街」の社会史:闇市から問屋街、そしてアートの街へ |
掲載誌名 | 関西学院大先端社会研究所紀要 9 |
出版者 | |
発行年月日 | 2013 (3) |
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掲載ページ | pp.21-31 |
シリーズ名 | |
OWC | AB |
地域・民族名 | 日本 |
特定地域名 | 熊本;熊本市;河原町;唐人町(とうじんまち) |
時代区分 | 20世紀後半;21世紀前半 |
時代通称名 | 昭和;平成 |
キーワード | 国際繊維街;国際市場;長六の闇市;在日朝鮮人 |
抄録 | 本稿は、日本の地方都市の一つである熊本市をフィールドに、地方の在日朝鮮人の生活世界をめぐる社会史について記述・分析するものである。熊本市においては、敗戦直後に形成された闇市起源の市場街に比較的多くの在日朝鮮人の居住が見られた。ただし、そこでは、大阪や東京、あるいは川崎や京都などに見られるような、在日朝鮮人中心のコミュニティは形成されず、在日朝鮮人、華僑、沖縄出身者、引揚者を含む日本人等からなる「国際市場」という地域社会が形成されていた。また、この市場街は、ある時期から繊維問屋街に特化したものとなっており、おそらくそうしたこともあって、在日朝鮮人の存在が焼肉店の出現やコリアンタウンの形成に結びつくことはなかった。このような事例をふまえると、日本列島には、大阪や東京、川崎や京都といった都市で展開されてきた在日朝鮮人の生活世界とは異なる、もう一つの(いくつもの)在日朝鮮人の生活世界が存在することが理解できよう。今後は、他の地方都市の状況も視野に入れながら、「複数の在日朝鮮人史/誌」を描き出すことが課題となる。 |
身装概念 | FP062:[商店街;ファッションタウン;同業者街] CP202:[問屋;卸;卸売業] CP111:[転業;廃業] AP012:[服装史;服飾史;歴史的研究;歴史的推移;時間的変化] |
服装専門分類 | FP0:[小売業一般・経営システム;総記] CP2:[中間流通;総記] |
資料タイプ | |
資料所在 | |
国会図書館請求番号 | |
日本十進分類 | |
版次 | |
備考 | |
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リンク | 国立情報学研究所 CiNii |