身装文献
文献番号 01_GE000801
著者名 中尾真理/ナカオ マリ
書名・論文名 薔薇の文化史(1) : 花の中の花
掲載誌名 奈良大紀要 38
発行年月日 2010 (3)
掲載ページ pp.302-280
OWC E;ES
地域・民族名 ヨーロッパ;連合王国;イギリス
時代区分 ~15世紀
キーワード 薔薇戦争
抄録 バラは栽培の歴史も古く、特に西洋では「花の中の花」として古くから特別に愛されてきた。本稿の目的はバラの栽培、その利用、鑑賞など、バラをめぐる文化を歴史的にたどることにある。バラはギリシア・ローマ時代には主に薬用、香料として利用され、キリスト教のもとでは神秘的な表象として使われた。イギリスでは「ばら戦争」に見られるように、バラが国家の紋章としても使われ、シェイクスピアやR・バーンズなどの詩にも歌われ、広く親しまれている。野生種を含め、バラの品種は多いが、古代から19世紀の始めにかけて、ヨーロッパで栽培されていたバラは、わずか5系統にすぎなかった。18世紀に四季咲きの中国バラが伝来したことにより、バラの栽培は飛躍的に発展し、バラの品種も爆発的に増えた。本稿ではバラの文化史(その1)として、ヨーロッパ、特にイギリスを中心に、バラ革命までを扱う。中国とヨーロッパのバラの交流、日本のバラについては次回にとりあげる予定である。
身装概念 AW487:[花;造花]
DP163:[象徴;象徴性;シンボリズム]
EQ123:[紋章;家紋]
DX048:[香料;香水;フレグランス;薫香;香合わせ;香道]
服装専門分類 AP0:[総記;総記]
リンク 国立情報学研究所 CiNii