文献番号 | 01_AR082184 |
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著者名 | 伊藤由美子/イトウ ユミコ |
書名・論文名 | 皮革縫製におけるミシンステッチの条件について |
掲載誌名 | 文化女子大紀要 服装学・造形学研究 40 |
出版者 | |
発行年月日 | 2009 (1) |
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掲載ページ | pp.39-45 |
シリーズ名 | |
OWC | AB |
地域・民族名 | 日本 |
特定地域名 | |
時代区分 | 21世紀前半 |
時代通称名 | 平成 |
キーワード | |
抄録 | 皮革縫製では,ミシンステッチをデザイン効果として用いることが多い。しかし,牛革では,その下糸側に所々上糸の緩みが生じ,縫目の「きれいさ」を継続して保つことが難しい。そこで身近な職業用ミシンを用いて安定した縫目を得る条件を探ることにした。検討条件は,(1)ミシン糸(2)上下糸張力のバランス(3)シリコン掛け有無(4)針貫通時の摩擦を軽減するため針穴を予め空けた場合と空けない場合(5)押さえの圧力の5条件である。結果,市販されているミシン糸(#20~#30)4種の中で,絹ステッチ糸を用いた場合には,下糸張力に対する上糸張力の差を広範囲に変更しても「きれいさ」のあるステッチを実現できた。上下の糸張力のバランスでは,下糸張力対して上糸張力が,絹ステッチ糸で9倍~10倍,#20フィラメント糸で13.5倍以上,#30スパン糸で13.5倍,#30フィラメント糸で10倍程度とすることが適当であった。また,糸にシリコンをかけて縫製を行うことで「きれいさ」のある縫目を得ることができた。予め空けた針穴と同じ位置にステッチをかける場合,僅かなずれで大きく針穴を空ける結果となり,美しい縫目作りには適切でなかった。押さえの圧力の調整だけでは,縫目の「きれいさ」は得られなかった。 |
身装概念 | AQ013:[皮革;レザー] EP223:[縫目;シーム] DP156:[印象;外見;視覚評価;イメージテスト;形象イメージ;着装効果] EP22:[縫製;ソーイング] |
服装専門分類 | EQ2:[立体構成技術;布地] |
資料タイプ | |
資料所在 | |
国会図書館請求番号 | |
日本十進分類 | |
版次 | |
備考 | |
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リンク | 国立情報学研究所 CiNii |