身装文献
文献番号 01_AR080463
著者名 渡辺明日香;城一夫;児玉好信/ワタナベ アスカ ; ジョウ カズオ ; コダマ ヨシノブ
書名・論文名 ストリートファッションにおける女性服装色の変遷に関する研究(1):同調色と相反色および循環性に関する考察
掲載誌名 日本色彩学会誌 31(1)
出版者
発行年月日 2007 (3)
ページ
掲載ページ pp.14-25
シリーズ名
OWC AB
地域・民族名 日本
特定地域名 東京;原宿;渋谷;銀座
時代区分 20世紀前半;21世紀初め;1994年~2004年
時代通称名 平成
キーワード ストリート・ファッション;服装色;循環性;同調色;相反色
抄録 1994年~2004年の原宿、渋谷、銀座での女性服装色の調査に基づき分析した結果、以下の4つのことが明らかとなった。11年間の調査の範囲において、第一に服装色には循環性を示す傾向があり、無彩色の割合が50%を超えるときと、有彩色が50%以上となるときが約5年ごとに交互している。地域別にみれば、原宿と渋谷は、ブラックを中心とした無彩色の時期とブルーをベースに多くの有彩色が出現する時期とが交互に循環し、銀座ではブラックとホワイトが約5年で循環している。第二に服装色の出現推移は、地域ごとの特徴があり、原宿と渋谷は共通点が多いが、銀座は異なっている。第三に服装色には、増減の割合が同じように推移する同調色と、反対となるような相反色がある。同調色は、有彩色のブルーを基点にピンクやレッド、グリーンとの組み合わせなどの、対照色相から中差色相の範囲の組み合わせが多く、相反色はすべて無彩色と有彩色の組み合わせであった。フェイバー・ビレンや太作陶夫らによって青+赤期と茶+緑期とが交互に循環し、交差期には無彩色が流行するという周期説が提案されているが、本調査では、ブラックを中心とした無彩色が優位になる約3年間の時期と、無彩色と有彩色がほぼ同じ割合となる約2年間の時期を経て、ブルーを中心とした有彩色が優位になる約3年間の時期が循環傾向にあることが分かった。
身装概念 EQ100:[色彩学;色彩理論]
EQ108.9:[有彩;無彩]
EQ109.1:[色相]
DP36:[風俗;習俗(全般的な);習慣;ライフスタイル;デザイン環境(ライフスタイル);ファッション環境(ライフスタイル)]
DP361:[定点観測]
服装専門分類 EQ1:[表面特性;布地]
DS3:[着装法・衣生活;ウィメンズウェア]
資料タイプ
資料所在
国会図書館請求番号
日本十進分類
版次
備考
言語
リンク 国立情報学研究所 CiNii