身装文献
文献番号 01_AR078416
著者名 高橋和雄;村上裕美/タカハシ カズオ ; ムラカミ ユミ
書名・論文名 繰り返し伸長による残留歪からみた糸の疲労
掲載誌名 和洋女子大紀要 家政系編 47
出版者
発行年月日 2007 (3)
ページ
掲載ページ pp.1-7
シリーズ名
OWC AB
地域・民族名 日本
特定地域名
時代区分 21世紀前半
時代通称名 平成
キーワード 残留歪;バギング;繰り返し伸縮
抄録 アパレル製品の膝、肘部分の突き出し(バギング)は、消費者苦情要因の一つである。このバギングの程度は、JIS L 1061により、一定長まで伸長した布の除重後の長さ変化から試験されている。しかし、衣服は着用時の動きが莫大な回数となり、部位によっては布に残留歪が蓄積する。また、極めて多数回の繰り返し伸長による残留歪の研究は、ゴム紐などで1965年代後半までに行われていたが、糸および布の場合の研究は、極めて少ない。そこで、本研究では、第1段階として糸に限定して、繰り返し伸縮後の長さ変化(残留歪)を疲労の目安として検討した。伸長率が大きくなるほど、また、繰り返し伸縮回数が多くなるほど、糸の残留歪は大きくなった。また、シャッペスパン糸では番号が小さいほど、より数が少ないためもあって、残留歪が大きくなった。よりの甘い糸は繊維同士の接触が弱く、繰り返し伸縮によって伸びてしまい、元に戻りにくいからと考えられる。糸の種類や構造によって、残留歪が異なることが明らかにされた。
身装概念 EQ13:[糸]
EP013:[品質評価]
EQ19:[素材の物理的性質;物性]
服装専門分類 EQ1:[表面特性;布地]
資料タイプ
資料所在
国会図書館請求番号
日本十進分類
版次
備考
言語
リンク 国立情報学研究所 CiNii