文献番号 | 01_AR072385 |
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著者名 | 朝岡康二/アサオカ コウジ |
書名・論文名 | デジタル画像の利用の試み:伝承的な仕事と身体活動をめぐって |
掲載誌名 | 国立歴史民俗博物館研究報告 117 |
出版者 | |
発行年月日 | 2004 (2) |
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掲載ページ | pp.23-55 |
シリーズ名 | |
OWC | AB |
地域・民族名 | 日本 |
特定地域名 | |
時代区分 | 21世紀前半 |
時代通称名 | |
キーワード | 「仕事の姿勢」画像データベース;仕事の姿勢の伝承性 |
抄録 | 本稿は,身体に埋め込まれた文化的伝承の解明に画像・映像などの視覚的資料を用いる試みを紹介するものである。そのためには利用できる資源をデジタル化して活用可能な形でサーバーに蓄積する必要があり,また,これらの資源(静止画像におけるショット・動画像におけるシーン)の持つ基本的な性質,カメラの眼の特質,さらにはカメラの眼を通して人々はなにを見るかといったイメージの蓄積に関わる基本的な問題の検討が必要である。その上ではじめて画像・映像は身体に関わる文化的伝承の研究資料として利用可能になる。日本は明治時代後期の産業革命を通して西欧の技術文明を急速に受容し,それを自己の範疇とすることによって今日の状態に至るが,このことは,伝承的な人の身体に依存したモノ作りの習俗を機械的・合理的システムに置き換える(人からシステムへ主役を置換する。人が従属的になる)ことであった。一方,いわゆる職人の従事する伝承的な仕事場では,伝承的な身体活動に依存した仕事が保存・継承されており,それが「仕事の姿勢」に反映している。そこで,今日の様々な「仕事の姿勢」の画像・映像を収集してひとつの画像・映像データベースに取りまとめるならば,近代における身体活動に関わる文化的伝承とその変容を跡づける上できわめて有効であると考え,国立歴史民俗博物館が製作した民俗研究映像『金物の町 三条民俗誌』や『裂織・裁縫・刺し子』から,個別シーンを取り出して「仕事の姿勢」のデジタル・コレクションの作成を試みたのである。 |
身装概念 | DP203:[姿勢;ポーズ] AU214:[労働] BP310:[データベース;デジタルアーカイブ;デジタルアーカイブス;デジタルアーカイブズ] |
服装専門分類 | BP3:[情報;総記] DP2:[身体・生理・環境・性;総記] |
資料タイプ | |
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国会図書館請求番号 | |
日本十進分類 | |
版次 | |
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リンク | 国立情報学研究所 CiNii |