文献番号 | 01_AR068844 |
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著者名 | 仲村洋子;羽生京子/ナカムラ ヨウコ ; ハブ キョウコ |
書名・論文名 | 和服における着崩れについての考察 |
掲載誌名 | 和洋女子大紀要 家政系編 43 |
出版者 | |
発行年月日 | 2003 (3) |
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掲載ページ | pp.37-51 |
シリーズ名 | |
OWC | AB |
地域・民族名 | 日本 |
特定地域名 | |
時代区分 | 21世紀初め |
時代通称名 | 平成 |
キーワード | 試着衣 |
抄録 | 和服着装時における着崩れについて究明したのが本研究である。和服は、洋服と異なり着付けることによって形づくるものである。和服を着た時でも、日常の立ち居ふるまいとまったく異なるわけではないので、当然動きに伴った変化が起きる。つまり着崩れが生じる。この着崩れの要因の一つとして、着物のサイズと体格・体型との不一致があると想定し探ることを目的とした。従来より平面構成学演習の授業において、身体の各部を採寸し割り出し法によって算出した寸法を用いて縫製した試着衣と、一年次にほぼ標準寸法で縫製したゆかたを着装して比較実験を行ってきた。今回は、着装後に階段の昇降といった一定の動作を加えて、着装直後と動作後に撮影した写真による観察と、被験者自身の着心地といった感覚面から着崩れの状態を把握することを試みた。被験者をJIS規格を参考にして、S、MおよびL・LLサイズの3グループに分けて、被験者である学生自身の報告を参考にしながら比較検討した。結果として、S・Mサイズについては、ゆかた、試着衣いずれも問題とするほどの目立った着崩れは認められない。その若干の変化は、階段の昇降といった下半身の動きによって生じた現象であるにもかかわらず、裾の部分が広がることだけでなく上半身の衿の交差の形状にも見られる。違いが顕著に現れたのはLLサイズである。標準寸法のゆかたは、着装条件そのものを満たすことも困難であり着崩れを論ずる以前の問題となった。一方、試着衣については着装状態もほぼ満足できるとともに、着崩れについてもS・Mサイズと同程度になった。今回の着装実験によって、LLサイズといった極端な例ではあるが、予測通り、着崩れは体格・体型といった身体に合わせたものがより少ない事を確認した。 |
身装概念 | AV000.3:[浴衣;ゆかた(女性・現代)] DV30:[着つけ(和装)] DP03:[サイズ;寸法;衣服寸法;計測値] DP035:[フィット;適合度;着方の緩さ・窮屈さ] DP301:[着くずれ;裾の捲れ;着じわ] |
服装専門分類 | DV3:[着装法・衣生活;和服] EV0:[製造工程一般;和服] |
資料タイプ | |
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国会図書館請求番号 | |
日本十進分類 | |
版次 | |
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リンク | 国立情報学研究所 CiNii |