| 文献番号 | 01_AR064720 |
|---|---|
| 著者名 | 小菅充子 ; 布施谷節子/コスゲ ミツコ ; フセヤ セツコ |
| 書名・論文名 | 三世代にわたる生活文化の伝承と将来への展望(1) : 食生活と衣生活について |
| 掲載誌名 | 和洋女子大紀要 家政系編 41 |
| 発行年月日 | 2001 (3) |
| 掲載ページ | pp.97-106 |
| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 時代区分 | 20世紀終わり;2000年 |
| 時代通称名 | 平成 |
| キーワード | 衣服管理;不用衣料;祖母・母・娘 |
| 抄録 | 2000年1月に,本学学生を第三世代,その母親を第二世代,祖母を第一世代として,三世代にわたる生活文化の伝承の実態を把握することを目的にアンケート調査を行った。研究資料は,本学の女子学生307名と,その母親213名,祖母196名,合計716名から得られたアンケート調査の回答である。質問項目は,「食」分野28項目,「衣」分野18項目,「住まいと住み方」分野16項目,「暮らしの中の植物」の分野19項目,「家族関係や生活経営」の分野12項目,対象者の属性7項目の合計100項目である。本報では,5分野の中の「衣」と「食」に関わる生活文化を中心に検討した。主な結果は以下の通りである。1)第一世代(祖母),第二世代(母親)共に調理の簡便化,外部化が進んでいるものの,両世代間で食生活に大きな差は見られなかった。第三世代(学生)においては嗜好性が優先されていた。2)「おふくろの味」として三世代共に煮物が第一位であった。家庭料理が中心の豊かな食生活であった第二世代が,現在における食文化の伝承の役割を担っていると考えられる。3)衣生活に関する項目は三世代間の独立性の検定により,三分類することができた。すなわち,(1)は生活技術や文化が学生世代で途切れる恐れがある項目,(2)はすでに母親世代で生活文化が伝承されなくなってしまっている項目,(3)は三世代とも差があり,世代間の変化が大きい項目である。4)将来への衣文化の継承が,小・中・高等学校・大学の学校教育の中で可能となる取り組みの試案を示した。 |
| 身装概念 | AU102.4:[母親;母と子;父親;父と子;親;親子関係] DP30:[着こなし;着方;着装技法;着付け;衣紋] EP22:[縫製;ソーイング] EP30:[収納;収蔵;保存;保存科学] EP330:[処分;廃棄] |
| 服装専門分類 | DP3:[着装法・衣生活;総記] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |