| 文献番号 | 01_AR060691 |
|---|---|
| 著者名 | 山本俊一郎/ヤマモト シュンイチロウ |
| 書名・論文名 | 阪神・淡路大震災に伴う神戸ケミカルシューズ産地の変化 |
| 掲載誌名 | 経済地理学年報 46(3) |
| 発行年月日 | 2000 (9) |
| 掲載ページ | pp.57-70 |
| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 特定地域名 | 兵庫;神戸市 |
| 時代区分 | 20世紀後半;1995年~ |
| 時代通称名 | 平成 |
| キーワード | 阪神・淡路大震災;ケミカルシューズ |
| 抄録 | 阪神・淡路大震災による神戸ケミカルシューズ産地内部の変化を、主にメーカーを中心とした加工業者・材料屋・問屋との取引連関(生産流通ネットワーク)から考察した。その結果、震災後における産地の生産流通ネットワークには著しい変化はみられなかったことが明らかとなった。その理由として生産流通ネットワークが業者間の信頼関係により強固に連結していたこと、被災地域にほとんどの関連業者が集積しており、操業再開において足並みをそろえる結果につながったこと、また多数のメーカーが問屋依存型であったことがあげられる。言い換えれば、産地は従来の強固に結ばれた生産流通ネットワークをそのまま再生することによって、早期再開を目指したといえる。一方、震災は、ケミカルシューズの高級化を介して、製靴業界全体に少なくないインパクトを与えた。震災によって海外低価格製品が急激に増加し、神戸ケミカルシューズ産地はより一層の製品高級化を図らざるを得なくなった。製品の高級化は、高級革靴産地である東京浅草産地との新たな競合関係を招き、このことによって、これまで製品・種別に階層化されていた製靴業界では、新たな再編成と棲み分けが進んでいる。 |
| 身装概念 | AW50:[靴] EW481:[靴製造業] EP409:[産地;産地報告;産地レポート;産地診断] |
| 服装専門分類 | EW4:[製造業;装身具一般,宝飾品,身体に補助的につけるもの,かぶりもの,もちもの,履物] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |