| 文献番号 | 01_AR047994 |
|---|---|
| 著者名 | 本谷文雄/モトヤ フミオ |
| 書名・論文名 | 江戸時代五十嵐様式の蒔絵 : 秋草文様を追って |
| 掲載誌名 | 国立歴史民俗博物館研究報告 62 |
| 発行年月日 | 1995 (1) |
| 掲載ページ | pp.357-370 |
| 時代区分 | 17世紀;18世紀;19世紀 |
| 時代通称名 | 江戸 |
| 抄録 | 本文は『日本美術史の水脈』(平成5年・辻惟雄先生還暦記念会編・ぺりかん社発行)に掲載した同題の論文を元に,より一般の方々が理解しやすいように簡潔にしたものである。江戸時代,加賀藩の領域であった石川県には,金沢を中心に五十嵐道甫が作ったという蒔絵がかなり残っており、その中でも一番多いのが"秋草の文様"の作品である。今回は,五十嵐様式の蒔絵の中でも「秋草の文様」だけに的を絞って,「蒔絵秋月野景図硯箱」(重要文化財)を基準作品として,その編年を試みた。基準作品と共通点を持つ秋草文様の作品26点の技法と意匠について列挙してきたが,一口に秋草文様と言っても,秋草の種類や技法の相違など微妙な違いがあることを分かっていただけたと思う。五十嵐様式の蒔絵の秋草では,菊・桔梗・女郎花の技法と意匠がポイントとなる。秋草の種類や技法によって,おおよその制作年代を知ることができる。なお,個々の作品の形態・制作年代・寸法などについては一覧表,編年については編年表,秋草の表現については相関表を参照してもらいたい。 |
| 身装概念 | EQ12:[文様;模様;柄] |
| 服装専門分類 | EQ1:[表面特性;布地] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |