文献番号 | 01_AR046201 |
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著者名 | 福村愛美/フクムラ マナミ |
書名・論文名 | 高校生の制服に対する意識と学校教育との関連性について |
掲載誌名 | 大分県立芸術文化短大研究紀要 32 |
出版者 | |
発行年月日 | 1994 (12) |
ページ | |
掲載ページ | pp.123-130 |
シリーズ名 | |
OWC | AB |
地域・民族名 | 日本 |
特定地域名 | |
時代区分 | 20世紀後半 |
時代通称名 | 平成 |
キーワード | |
抄録 | 学校の教育現場における制服の意義を、生徒の制服に対する意識調査をもとに分析した結果、次の様なことが明らかになった。(1)高校生の持つ制服のイメージは、学生らしさや統一性や若さなどである。又自由のイメージはないと考えられている。(2)制服の良いところとして生徒は、学生らしいとか自分の学校の象徴として誇りが持てるなどの精神的な面を挙げている。制服の良くないところは、温度調節がしにくい、替えの制服が少ないなど衣服本来の機能性や現実的な理由が多い。(3)実際に生徒が着用している制服に満足しているかどうかで、今回の対象者の高校生は、冬用の制服は大半の生徒が気にいっていると答え、夏用の制服に対しては満足している生徒は半数程度だった。(4)生徒の気にいっている制服のデザインは、男子は詰襟の学生服とブレザータイプに、半数程度に分かれた。女子はセーラー服に3分の2程度の支持があった。また私服に憧れる生徒は3分の1程度で意外と少なかった。(5)高校に入学するとき学校を制服で選ぶかでは、少し気にかけると、まったく気にかけないが、半数程度に分かれた。理由としては、3年間着る衣服だからとか、学校の価値は制服では決まらないからなどでである。(6)女子高校生は、制服のスカートの長さに敏感である。(7)生徒一人あたりの制服所有枚数は、冬用で1, 2枚、夏用で2, 3枚である。また中学の制服は高校でも着用したり、人にあげたりして再利用されている。以上の結果から、生徒は制服の良さを内面的な面から認めていて、制服に関して学校側と生徒の意識の違いはあまりみられないと考えられる。 |
身装概念 | AU123.2:[高校生;ハイスクール;リセー] AU113:[ユニフォーム;制服;お仕着せ] BP350.1:[アンケート調査およびその方法] |
服装専門分類 | AU1:[総記;着用者] |
資料タイプ | |
資料所在 | |
国会図書館請求番号 | |
日本十進分類 | |
版次 | |
備考 | |
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リンク | 国立情報学研究所 CiNii |