身装文献
文献番号 01_AR042755
著者名 鈴木伸子 ; 中谷真三代/スズキ ノブコ ; ナカタニ マサヨ
書名・論文名 高感度人間の図柄に対する感情評価
掲載誌名 日本色彩学会誌 17(2)
発行年月日 1993 (8)
掲載ページ pp.119-126
OWC AB
地域・民族名 日本
時代区分 20世紀後半
時代通称名 平成
キーワード 感情評価
抄録 被服は直感や感情に訴えて美的感情を誘起するものであり,色・図柄などがお互いに共存して,感情効果に影響を与えていると考えられる。前報において高感度人間の色彩感情における特異性を検討したが,今回は被服によく使用される図柄に対する評価に,高感度人間が示す特徴的傾向をとらえるため実験を試みた。その結果,高感度群は低感度群に比して次のような特徴的結果が得られた。1)4図柄ともポジをモダンではあるが親しみがなく,ネガを優雅で親しみがあると評価していた。2)格子柄に対してはよりモダン,花柄に対してはより優雅であると評価していた。3)因子構造に違いがみられ,低感度群で第I・第II因子に属していたイメージ項目が高感度群ではそれぞれ第II・第I因子に属していた。4)低感度群が一般的・静的なイメージ項目の負荷が高いのに対して,高感度群は個性的・斬新なイメージ項目の負荷が高かった。5) 図柄より色で評価する傾向が強かった。
身装概念 EQ12:[文様;模様;柄]
DP156:[印象;外見;視覚評価;イメージテスト;形象イメージ;着装効果]
服装専門分類 EQ1:[表面特性;布地]
リンク 国立情報学研究所 CiNii