| 文献番号 | 01_AR042519 |
|---|---|
| 著者名 | 神部晴子/カンベ ハルコ |
| 書名・論文名 | 19世紀のクラヴァットにみるダンディズム |
| 掲載誌名 | 文化女子大紀要 服装学・生活造形学研究 24 |
| 発行年月日 | 1993 (1) |
| 掲載ページ | pp.43-56 |
| OWC | ES |
| 地域・民族名 | 連合王国;イギリス |
| 時代区分 | 19世紀前半 |
| キーワード | ダンディズム |
| 抄録 | 19世紀初期ダンディ達の身だしなみの中でも首元にあしらわれたクラヴァットはとりわけ彼らの関心を引く部分であった。そのことは当時グラヴァットに関する数々の小冊子が刊行されたことによっても明らかであり,例えば,1818年に出版された『ネッククロスィターニア』(Neckclothitania or Tietania)や1828年に出版された『ネクタイの結び方の技術(The Art of Tying the Cravate)』などを挙げることが出来る。それらには,クラヴァットを単なる装飾品としてではなく,男性の家柄や教養を示す一つの紹介状である,とも定義づけられている。ところが,同中期に入るとクラヴァットは簡略化に向かったことが多くの服飾史文献から読み取れる。なぜ,19世紀初期のクラヴァットは男性にとって重要であったのか。そして,いつ頃からその表退傾向が始まり,またその理由は何だったのか。私は,19世紀初期のクラヴァットとその美意識,及び中期のクラヴァットの変化を辿りながら,クラヴァットとダンデイズムについて考察した。その結果,クラヴァットは,イギリスにおけるダンデイズムの盛衰と一体であるという見解に達した。 |
| 身装概念 | AW215.0:[ネクタイ;ネックバンド] AP012:[服装史;服飾史;歴史的研究;歴史的推移;時間的変化] DP115:[ファッショナブルであること;ファッションリーダーシップ;オピニオンリーダー] DP109:[おしゃれ;ダンディ] |
| 服装専門分類 | AW2:[総記;身体に補助的につけるもの] AR0:[総記;メンズウェア] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |