身装文献
文献番号 01_AR035190
著者名 鈴木直恵/スズキ ナオエ
書名・論文名 子供服デザインへの試論(2) : 衣服の色の好みと性差を表す色の認識に関する時系列調査
掲載誌名 文化女子大研究紀要 22
発行年月日 1991 (1)
掲載ページ pp.1-8
OWC AB
地域・民族名 日本
時代区分 20世紀後半;1989年
時代通称名 平成
抄録 子供の年令に応じて彼等を取りまく社会環境が変化し,内的にも成長が見られ,その時々に応じて彼等が求める衣服にも変化が予想される。1988年,4歳児を対象とする衣服の好みの色と,色の性差区分に関する調査を発表した。今回も同一対象者に同じ調査を試みた訳であるが,それは,彼等を取りまく環境を一定に保ち,彼等の内的成長の把握に焦点をおいたからである。5歳児は4歳児段階より格段と言語表現が高まっており,自意識も強まっていた。彼等は自分に引きつけて衣服の色を判断し始めており,特に女児については,それが著しく見られた。「似合う」「かわいい」「かっこいい」などの表現は,その表れであろう。ところが色の性差区分については,以前の調査と大差がなかったことは注目される。このことから,自意識の強まりにもかかわらず,色の性差区分が,4歳児段階で強く定着している事がわかった。
身装概念 EQ102:[嗜好色;色彩嗜好]
DP261:[性差;性のイメージ;ユニセックス;モノセックス;セクシー]
EQ103:[色感;色彩感覚;色彩感情;色彩心理]
服装専門分類 FT1:[販売技術;子供服,ベビー服]
リンク 国立情報学研究所 CiNii