| 文献番号 | 01_AR033237 |
|---|---|
| 著者名 | 矢中睦美 ; 成瀬信子/ヤナカ ムツミ ; ナルセ ノブコ |
| 書名・論文名 | 測定条件による布地の透湿性 |
| 掲載誌名 | 文化女子大研究紀要 21 |
| 発行年月日 | 1990 (1) |
| 掲載ページ | pp.161-168 |
| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 時代区分 | 20世紀後半 |
| 時代通称名 | 平成 |
| キーワード | 透湿性 |
| 抄録 | 布地の透湿伎の測定として着用時に近い測定法として、新たにJIS法の水温を体温に近づけるように変化させた装置を提案し、透湿評価を行なった。この測定装置は着用時の重ね着に対応させて、無風時の密閉された容器内での測定である。試験布は綿ブロード60番、綿ローン、綿ジャーシ、両面パイルの4種で、際布と精練処理布を用いた。測定はカップ内水温をサーモスタットの目盛り指示に従い、25、30、35、40℃の4段階に変化させた待の密閉器内の一定時間内の水蒸気密度の変化として、その布地の透湿評価をした。結果として、無風時の密閉された容器中でのカップ法による布を透しての水蒸気蒸数は、試験布の熱移動と大きく関連して、温度上昇が大きい布程透湿性が大きく、布地の蒸発表面積より、温度による拡散の影響が大であることがわかった。従って綿ブロードのように比較的密な織物と両面パイルのように厚く保湿性の大きい織物では、温度上昇の大きい綿ブロードの方が気孔の大きいパイル織物より透湿性が大きいことが示された。 |
| 身装概念 | EQ19:[素材の物理的性質;物性] DP245:[湿度;透湿性] |
| 服装専門分類 | EQ1:[表面特性;布地] DQ2:[身体・生理・環境・性;布地] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |