| 文献番号 | 01_AR030421 |
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| 著者名 | 伊藤きよ子 ; 日下部信幸/イトウ キヨコ ; クサカベ ノブユキ |
| 書名・論文名 | ベルトによる被服の汚染に関する研究 |
| 掲載誌名 | 東海学園女子短大紀要 24 |
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| 発行年月日 | 1989 (7) |
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| 掲載ページ | pp.79-85 |
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| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 特定地域名 | |
| 時代区分 | 20世紀後半 |
| 時代通称名 | |
| キーワード | |
| 抄録 | 裏面に網様層の露出しているベルトを試料とし,摩擦による被服への汚染について検討した結果は,次のように要約することができる。1.ベルト裏面の汚染に対する染色摩擦堅ろう度は,グレースケール等級で1〜2級と低かった。2.ベルト片と試料布を摩擦させた結果,摩擦回数10回より試料布の汚染を認めることができた。また汚染率の高い試料布はフラノA,フラノBであり,低い試料布は綿ローン,本麻キャンバス,ポリ手ステルデシンであった。3.顕微鏡による観察の結果,試料布の汚染は,ベルトに染着された染料の移染によるものは少く,摩擦により分繊され,切断したコラーゲン繊維が,試料布の繊維にからみつくことによる場合の多いことが明らかとなった。この結果から,フラノが他の試料布に比し高い汚染率を示したのは,毛繊維がスケールを有し,コラーゲン繊維がからみつきやすい構造にあることに起因することが確認された。今回は,汗による汚染への影響を検討していないが,表2に示したベルトの染色摩擦堅ろう度試験結果では,いずれのペルトも湿潤試験の方が汚染の程度は高くなっており,このことからも,汗により汚染率はさらに高くなると考えられる。市販されているベルトをみると,デメリット表示の添付された製品は見当らない現状にあるが,今回実験に供したベルトのように,網様層が裏面に露出している製品については,被服を汚染する場合のあることを表示すべきであると考える。本研究は,日本家政学会中部支部第34回総会(1988)において報告したものである。 |
| 身装概念 | AW210:[ベルト(腰);バンド(腰);帯;腰帯] EQ19:[素材の物理的性質;物性] EP321:[摩擦;こすれ;布地疲労;破れ;焼け焦げ] EP32:[汚れ;傷み;経年変化;劣化] |
| 服装専門分類 | EQ3:[保存・手入れ;布地] |
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| 国会図書館請求番号 | |
| 日本十進分類 | |
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| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |