身装文献
文献番号 01_AR024752
著者名 緒方康二/オガタ コウジ
書名・論文名 明治のころの小学校における色彩教育
掲載誌名 日本色彩学会誌 11(2)
発行年月日 1987 (9)
掲載ページ pp.3-14
OWC AB
地域・民族名 日本
時代区分 19世紀後半;20世紀前半
時代通称名 明治
キーワード 白浜徴(しらはまあきら);アメリカにおける色彩教育システムの導入;色図による色彩教育;毛筆画帖;新定画帖
抄録 1873年に登場した「色図」は,日本における色彩教育のはじめての試みである。「色図」は,当時アメリカで盛んであったオブジェクト・レッスンのためのウイルソン掛図を,直接的に取り入れたものであった。この「色図」教育は1881年頃に終わり,以後長いあいだ,色彩教育は空白のままとなった。1900年代の初頭にいたり,海外留学から帰国した白浜徴によって,再びアメリカにおける色彩教育システムが導入されることになる。白浜がアメリカに留学の途についた1900年代の初頭は,アメリカでさまざまな色彩教育システムが登場した頃でもあった。『新定画帖』(1910)にみられる白浜の色彩教育システムは,フローリッヒとスノーによる『美術教育テキスト』(1904)に準拠したものといわれるが,プラングの『カラー・インストラクション』(1893)の影響も認められよう。白浜の色彩教育法は,明治時代をこえて長く適用されている。
身装概念 BP213:[色彩教育]
BP233:[小学校教育]
服装専門分類 BQ2:[教育;布地]
リンク 国立情報学研究所 CiNii