文献番号 | 01_AR021055 |
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著者名 | 古川智恵子 ; 中田明美/フルカワ チエコ ; ナカタ アケミ |
書名・論文名 | 衣の系譜に関する研究(4) : 腰巻の機能性について |
掲載誌名 | 名古屋女子大紀要 32 |
出版者 | |
発行年月日 | 1986 (3) |
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掲載ページ | pp.9-18 |
シリーズ名 | |
OWC | AB |
地域・民族名 | 日本 |
特定地域名 | |
時代区分 | 20世紀後半;1983年;1984年;1985年 |
時代通称名 | 昭和 |
キーワード | 海女の腰巻の機能性 |
抄録 | 今回の実験によって,長い歴史の中で人間の経験上から設定された,仕事着としての腰巻丈は,膝丈から膝上10 cm までの丈に着装されていたこと,また,それ以上の短い場合には,脇スリットを作り,前開きを分散させて,下着としての限界の機能を果させている事の意味が検証できたと考える。即ち,下肢の運動拘束性を,でき得る限り最小に,機能性を最大限に,併せて下着としての股間の隠蔽の機能をも満たす為の限界の丈なのである。腰巻の機能性は,その形態にある。前打合わせ形式である事は,着脱が簡便で,着衣に融通性があり,また,動作姿勢に応じて幅,丈ともに自在に適応出来る。また,構成が簡単で誰にでも作れるという利便性も見逃せない。長方形のシンプルな布,つまり腰巻は,何千年もの間,表着の幾多のめまぐるしい変化に対しても,殆ど影響を受けず,現在まで引き継がれてきた。それは,腰巻が人間工学的な機能美を最も追求した衣であったからである。伝統ある腰巻の形態や機能性は,今後も日本の民族服である和服が続くかぎり,幾世代にもわたって新しい磨きをかけられながら生き続けていくことであろう。 |
身装概念 | AV003.2:[腰巻;お腰;湯もじ;蹴出し;肌着下衣(女性・現代)] AU131:[漁民;漁師;海女] DP03:[サイズ;寸法;衣服寸法;計測値] DP010:[機能;機能性;機能目的] |
服装専門分類 | DU0:[デザイニングシステム・技法;衣服の形態,着装部分] |
資料タイプ | |
資料所在 | |
国会図書館請求番号 | |
日本十進分類 | |
版次 | |
備考 | |
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リンク | 国立情報学研究所 CiNii |