| 文献番号 | 01_AR017431 |
|---|---|
| 著者名 | 桑田秀夫 ; 堀川明/クワタ ヒデオ ; ホリカワ アキラ |
| 書名・論文名 | 繊維工業における生産・在庫管理の最適化(2) : 生産・在庫の動的管理 |
| 掲載誌名 | 繊維機械学会誌 37(11) |
| 発行年月日 | 1984 (11) |
| 掲載ページ | pp.191-199 |
| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 時代区分 | 20世紀後半 |
| 抄録 | 目的:在庫量に影響を与える因子には,需要速度,生産速度,需要と供給の発生時点の差異など数多くあり,かつ互いに関連しあって複雑なシステムを構成している。生産,販売部門における日常の生産・在庫管理システムは,需要と供給を時系列で把握し,在庫量をできる限り少なくしてしかも需要を満足する生産計画の立案ならびに在庫を管理することにある。本報文では,日常の生産・在庫管理システムの運営に関して,流動数線図を適用しかつその中に基準在庫量を導入して,適正在庫量を維持しながら在庫量を動的に管理するシステムを提案する。このように,入出荷を動態として把握し,管理する場合,入荷と出荷の時点のずれが在庫量に及ぼす影響は大きいが,これまでほとんど追求されていないので,この点についても解明した。成果:生産・在庫の日常管理システムとして,合繊糸の生産在庫とタオルの製品在庫の管理に流動数線図を適用し,その中に基準在庫量を導入して,生産計画の立案ならびに在庫の動的管理を実行し,このシステムが生産・在庫の日常管理に有効な手段であることを実証した。入出荷周期と在庫の関係については,出荷周期1に対して入荷周期をnq/pとするとき,出荷を満足する必要最小在庫量IはI=(np+q-1)/2pで増わされる。ただし出荷に対する入荷周期比率が整数倍の場合はp=1,q=0とする。したがって,単位期間当りの在庫量をできうる限り少なくする方法は,入荷周期を出荷周期に近づけることと入荷周期を出荷周期の整数倍にすることであって,極限として入出荷時期を完全に同期化すれば在庫は0でよいが,両周期比率のずれが大きくなるに従って,必要在庫量は増加する。入出荷量比率と在庫の関係についても,まったく同様な結果を得た。 |
| 身装概念 | EQ41:[織物業;織布業;テキスタイル業] EP02:[生産システム;生産計画;生産管理] CP351:[在庫;在庫管理] |
| 服装専門分類 | EQ4:[製造業;布地] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |