身装文献
文献番号 01_AR016746
著者名 野津哲子/ノツ テツコ
書名・論文名 島根女子短期大学生の衣生活の実態について
掲載誌名 島根県立島根女子短大紀要 22
出版者
発行年月日 1984 (3)
ページ
掲載ページ pp.21-31
シリーズ名
OWC AB
地域・民族名 日本
特定地域名 島根
時代区分 20世紀後半;1979年
時代通称名 昭和
キーワード 島根女子短期大学;服種別所持数;調製経路;購入場所;所持服の柄
抄録 本学学生262名を対象とする衣服に関する実態調査を行った。その結果をまとめると次のようである。1)本学学生の被服内容の主なものは、ブラウス、Tシャツ、スカートで1人当り平均所持量5枚以上を占めている。次いでワンピース、ズボン類、ブレザーが主なものである。従って学生は日常着としてブラウスとスカート、またはズボン類などのツーピース形式の軽快な服装をしていることが推察できた。1人当りの最高所持量の数値の高い服種は、夏物、冬合物ともブラウス(夏物15枚、冬合物22枚)、Tシャツ(夏物21枚、冬合物12枚)、スカート(夏物15枚、冬合物25枚)で最低所持量は夏物のブラウス、Tシャツが各々1枚、他の服種は夏物、冬合物とも0枚であった。従って最高と最低の開差が非常に大きかった。2)調製経路を全体的にみると既製の利用が最も多く94.0%を占め、次いで自家製5.1%、注文0.9%の順であった。学生の衣生活における既製服の利用度は高く、それに依存する割合が大きくなっていることが把握できた。3)購入場所は百貨店が高率を占め39%、次いで洋品店32%、専門店29%の順であった。各服種の用途によって購入場所が区別されており、日常着は百貨店で、外出着やフォーマルウェアは専門店で購入されていることがわかった。4)所持服全体における柄の中では無地が最も多く用いられ約62%を占めている。用途別にみると外出着、フォーマルウェアとして着用される服種は、無地の占める割合が大きく、日常着として着用される服種は着用嗜好が多く入るため柄物の占める割合が高くなっている。今回の調査は短大生という、ごく限られた年齢層であっただけに他の年齢層との比較ができなかった。しかし専攻別、学年別の違いなど興味ある傾向を知ることができた。学生の既製服購入態度は比較的合理性に富み、常識的に選別していると思われた。反面各服種とも購入時の経済的意識が極めて低い点もうかがえた。これは経済面で親に依存していることが大きな要因であろうと思われる。被服教育担当者としては、以上の実態を考慮し広い分野における被服教育ことに将来の衣生活設計にあわせた、衣生活の立案実行、基礎技術の必要性など実態を通して認識することができた。
身装概念 AU123.31:[女子大生;女子短大生]
DP36:[風俗;習俗(全般的な);習慣;ライフスタイル;デザイン環境(ライフスタイル);ファッション環境(ライフスタイル)]
DP357:[所持数;所持率]
EP028.2:[ホームソーイング;家庭裁縫]
FP00:[購入;購買;購入状況;購買行動;購買決定]
服装専門分類 DS3:[着装法・衣生活;ウィメンズウェア]
DU8:[着装法・衣生活;着用者,着用目的,TPO]
資料タイプ
資料所在
国会図書館請求番号
日本十進分類
版次
備考
言語
リンク 国立情報学研究所 CiNii