文献番号 | 01_AR004009 |
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著者名 | 小河ソノ ; 奥窪朝子/オガワ ソノ ; オククボ アサコ |
書名・論文名 | 衣服に関する衛生学的研究(5) : 学童期の着衣選択における自主性はいかに発達するか |
掲載誌名 | 大阪教育大紀要 第2部門 社会科学・生活科学 23 |
出版者 | |
発行年月日 | 1975 (1) |
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掲載ページ | pp.89-97 |
シリーズ名 | |
OWC | AB |
地域・民族名 | 日本 |
特定地域名 | |
時代区分 | 20世紀後半 |
時代通称名 | 昭和 |
キーワード | |
抄録 | 小学生1年から6年まで1,386名(男子702名,女子684名)を対象とし,着衣の選択における主体が学童であるか否かについての実践状況を,質問紙法により調査した。取上げた項目は,A)通学用衣服についてのデザインや色の選択,B)家庭用衣服についてのデザインや色の選択,C)通学用衣服についての寒暖に対する調節,D)家庭用衣服についての寒暖に対する調節である。いずれの項目においても男女とも,高学年になるに従い自分で行う者が増加,母へ依存する者が減少し,着衣調節における自主性の発達が認められた。自分で行う者の率は,男女,各学年ともAが最も低く,Dが最も高い。低学年では男女ともAに次いでCが低く,外出時の着衣調節における自主性の劣りが認められた。中,高学年においてDに次ぐ高率を示したのは,男子ではC,女子ではBであり,また,Bの率は女子が男子よりも高く,男女差が認められたのは興味深い。全項目を通じてのおおよその傾向を示す目安として算出した着衣調節指数をもとに,男女差をみると,自分で行う者(着衣調節指数83~100)の率は,低学年では有意差が認められなかったが,中,高学年では女子のほうが男子より高く,女子での着衣調節における自主性は,男子よりほぼ1学年早い発達を示していた。6年男子の41%に対し,女子のそれは62%であった。しかし,着衣調節指数が100に達した学童の率は,最高を示した6年女子においても20%に過ぎず,着衣調節における自主性の発達は遅れているように思われる。一方,母親が職業を持たない学童,ひとりっ子や末っ子,母親が高令である学童において,母へ依存する者の率が高かった成績は注目すべきであろう。 |
身装概念 | AT03:[小学生;児童;学童] DP30:[着こなし;着方;着装技法;着付け;衣紋] |
服装専門分類 | DT3:[着装法・衣生活;子供服,ベビー服] |
資料タイプ | |
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国会図書館請求番号 | |
日本十進分類 | |
版次 | |
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リンク | 国立情報学研究所 CiNii |