文献番号 | 01_AR002186 |
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著者名 | 野津哲子/ノツ テツコ |
書名・論文名 | 古代服装研究(2) : 履物の研究 |
掲載誌名 | 島根県立島根女子短大紀要 6 |
出版者 | |
発行年月日 | 1968 (3) |
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掲載ページ | pp.12-19 |
シリーズ名 | |
OWC | AB |
地域・民族名 | 日本 |
特定地域名 | |
時代区分 | |
時代通称名 | 古代 |
キーワード | 足駄;木履 |
抄録 | 絵巻を考究した結果庶民階級のほとんどが裸足であり、武士でも兵卒は古から徳川期までずっと裸足であったことはまぎれもない事実である。現在の農村での生活をみても裸足は極めて多い。こうしたことを考えると履物の発達の一面に裸足の生活が気候風土に適合したものとしてずっと長く庶民の間に行われて来ていることを忘れてはならない。ヨーロッパ及び支那大陸あたりの生活に対照し、そこに民族の生成の違いと共に夏季の高温高湿という我が国の気候の特徴が履物にも影響していることを知得したのである。特異な気候と風土とはやはり民衆の間に日本特有の形態で暖国性履物を発達させて来たと思考される。しかし庶民の間にも寒国性履物も特異な用途をもって長く残されて来たことは忘れてはならない点である。現代社会といえども古今東西の流行品としての履物つまり下駄と靴の優劣論は容易なことである。洋装・和装は時代思潮の象徴であり、両者ともに日本伝統的、習慣、根底より打破ることは容易なことである。よって靴・下駄も同じく平行しながら変遷していると思考される。 |
身装概念 | AP01:[服装研究] AW5X:[履物] AW514:[下駄] |
服装専門分類 | AW5:[総記;履物] |
資料タイプ | |
資料所在 | |
国会図書館請求番号 | |
日本十進分類 | |
版次 | |
備考 | |
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リンク | 国立情報学研究所 CiNii |