文献番号 | 01_AQ000068 |
---|---|
著者名 | 清重めい/キヨシゲ メイ |
書名・論文名 | 1940年代における自由学園の裁縫教育実践 : 生活合理化運動と戦時体制の親和性に着目して |
掲載誌名 | 日本家政学会誌 676 |
出版者 | |
発行年月日 | 2021 (8) |
ページ | |
掲載ページ | pp.519-528 |
シリーズ名 | |
OWC | AB |
地域・民族名 | 日本 |
特定地域名 | |
時代区分 | 20世紀前半 ; 1940年代 |
時代通称名 | 昭和前期 |
キーワード | 学園新聞 ; 婦人之友 ; 羽仁もと子 ; 協力裁縫 ; 更生利用 ; 節制 ; 合理化 ; 美化 |
抄録 | 本稿は,戦前の生活合理化運動と戦時体制の親和性に着目し,自由学園の1940年代すなわち戦時下における裁縫教育の具体的実践の様相を,当時の生徒が発行していた『学園新聞』や雑誌『婦人之友』の分析を通して明らかにした.明らかになったことを3点挙げる.1点目は,学園の戦時下における裁縫教育実践であった協力裁縫は,「更生利用」「節制」という方向性を持っており,それは学園の戦前からの教育方針であった生活の「合理化」と親和性が高く,「生活即教育」という学園のあり方にも即して戦時体制に馴染むことが可能だったことである.2点目は,戦前の実践と異なり,協力裁縫は作業的な能率の良さを求める傾向が強く,合理化路線よりむしろ工場化・労働化へと移行していったことである.3点目は,協力裁縫はただ生活を「合理化」するだけでなく,「美化」するという戦前からの一貫した視点を有していたことである. |
身装概念 | BP200:[裁縫教育;製作実習] BP341.0:[雑誌;雑誌記事;服飾雑誌;ファッション雑誌;ファッション誌;モード雑誌;モード誌] EP332:[リフォーム;更生;リメイク] |
服装専門分類 | BP2:[教育;総記] |
資料タイプ | |
資料所在 | |
国会図書館請求番号 | |
日本十進分類 | |
版次 | |
備考 | |
言語 | |
リンク | https://doi.org/10.11428/jhej.72.519 |