日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05739-A07
題名 犬の絵の離縁状
題名(ヨミ) イヌノエノリエンジョウ
時間 2分33秒
話者
収録年月日
収録地 広島県福山市
収録者 稲田浩二
OWC AB44
日本昔話タイプ 【IT774;一生かまわん】
話形分類
概要 「へえで、犬いうものはの、犬死じゃあるけれども・・・・・そこで犬というものは、両刀使いになる」
昔は嫁を離縁するのに離縁状を渡す。その離縁状に一升枡と鎌とその下に犬の絵とが書いてある。これは何だと問うと「一生かまわん」という意だと言う。ところが帰してしまうとさみしくて仕方ない。そこで「もどれもどれ」と言いに行くと「私は離縁状をもらっている」と言う。よく気を付けて見よ。犬というものは吠える前にウーという。ウーといってからワンワンと吠える。そのウーといっている時の犬で口がつむんでいるであろうが、だから「一生かまう」だから「もどれもどれ」。