データ番号 | Q05709-A09 |
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題名 | やすりのいわれ - 仁王と三郎 - |
題名(ヨミ) | ヤスリノイワレ - ニオウトサブロウ - |
時間 | 4分38秒 |
話者 | :1926年生 |
収録年月日 | 1970-08-23 |
収録地 | 島根県飯石郡吉田村 |
収録者 | 稲田浩二 |
OWC | AB42 |
日本昔話タイプ | 変形【IT843;仁王と賀王】 |
話形分類 | TA. 仁王と賀王;ME. 力くらべ |
概要 | 「とんとん昔あったげな・・・・・それでやすりって名前がついたげなでこっぽしだね」 宝の袋昔、大変力を持った二人の神さんがいる。弟の方はきかないので遠い島へ親神さんが流す。親神さんがそれでも子供はかわいいので兄神さんに死目に一目会いたいので会わしてくれと頼む。兄神さんは力が弱いので困った時にはこの袋を開けよ、すると助けになるものが出るからと宝の袋を渡す。島へ渡ってみるとちょうど弟神さんは、山へ猟にゆき留守であった。するとその弟神さんの奥さんがからかね火鉢の持てそうもないようなのを持って休みなさいと、ドンと置いていく。あの弟神さんの奥さんにしてこうだから、とても自分(兄神さん)の事など聞くまい。後どんなにされるかわからないので逃げる。乗ってきた舟にとびのって逃げる。山から帰ってきた弟神さんは、奥さんから兄神さんの事を聞き、矢に綱をつけて、舟に向けて放つ。綱をひいて、舟を引きよせられる。兄神さんは宝の袋の事を思い出して、中から出してみると、のこの歯のようなものが出てくる。それで矢をきりはなして、無事親神さんの所へ帰る。これは何ていうものだろうかと言うと親神さんは、矢をすったのだからやすりと言えばよいと名をつける。 |