| データ番号 | Q05651-A01 |
|---|---|
| 題名 | 肋折れ地蔵 |
| 題名(ヨミ) | ヒジオレジゾウ |
| 時間 | 4分14秒 |
| 話者 | :1904年生 |
| 収録年月日 | 1968-12-15 |
| 収録地 | 京都府船井郡和知町 |
| 収録者 | 稲田浩二 |
| OWC | AB36 |
| 日本昔話タイプ | *伝説 |
| 概要 | 「伝説を、・・・・・これでおしまい。」 昔、あちらにもこちらにもたくさん祠があり、仏様が祀ってあり、たくさんの人が住んでいる。その部落の用心棒のようにして侍が部落の入口に大きな屋敷をかまえて住んでいる。山へ行って遅くなると肘折れ地蔵の所には化け者が出るので、だれも通らなかったが、その侍は勇気のある人で、その山道を馬にのって通って帰る。お地蔵さんの所で川向こうから「つきだそかあ、つきさそかあ」という。侍は度胸があるので「つきさしてみい」という。すると向こうの木の根本からまっ黒な毛のはえた長い腕がニューッとのび、侍緒芽につき出してくる。侍は一刀をひきぬくなり、ズバッと腕を切りおとす。その腕を祀ってあるのが肘折れ地蔵である。それからは化け物は出なくなり、部落の人は安心して通れるようになる。その神は腕が痛い時にお参りする。 |