| データ番号 | Q05650-A05 |
|---|---|
| 題名 | 鼠経 |
| 題名(ヨミ) | ネズミキョウ |
| 時間 | 2分41秒 |
| 収録地 | 京都府熊野郡久美浜町 |
| 収録者 | 稲田浩二 |
| OWC | AB36 |
| 日本昔話タイプ | 【IT901A;念仏と泥棒-鼠経型】 |
| 話形分類 | TA. 鼠経;ME. 鼠経 |
| 概要 | 「旅の坊さんが・・・・・おりがたあいもんだわやあ、こういう事です。」 旅の坊さんが村のはずれに来て宿を乞う。婆一人で今日は爺の命日なのでお経をあげてくれればそれだけで泊めると言う。坊さんはにわか坊さんなのでお経がよめないそこで仏壇の前で居ると、破れからねずみがのぞいたりひっこんだりする。「そっからのぞくは何者じゃ、そういうたらひっこんだ」とさもお経らしくあげ、翌日出てゆく。婆は有難いお経に思い、いつもそれをつぶやいている。そこへ泥棒が入り障子の破れから様子をうかがっていると、婆が「そっからのぞくは何者じゃ」と言う泥棒はびっくりしてさがると「そういうたらひっこんだ」もう一度同じ事、泥棒は驚いて逃げるこんなお経でも有難いもの。 |