日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05650-A01
題名 尻尾の釣り - 猿の尻の赤い訳 -
題名(ヨミ) シッポノツリ - サルノシリノアカイワケ -
時間 2分57秒
話者
収録年月日
収録地 京都府熊野郡久美浜町
収録者 稲田浩二
OWC AB36
日本昔話タイプ 変形【IT535B;尻尾の釣り-仕返し型 】
話形分類 TA. 尻尾の釣り;ME. 尻尾の釣, 獺と猿
概要 「昔なや、・・・・・猿の尻は赤なっただといよ。」
いたちと猿がいる。猿がいたちに魚を獲る方法をきく。いたちは悪がしこい、猿は猿知恵と言って、浅薄である。いたちが猿に教えるのに、霜の降るような寒い夜に、川の中へ尻尾をつけていると尻尾の先に魚がつく。尻尾が重くなったら、あげればよい。猿は言われる通りにする。重くなってきたのであげようとするとあがらない‘少々の小雑魚(じゃこ)はどいてくれ、えーんやしょ’とかけ声をかけて、うんと引っぱると尻尾が切れる。それで猿の尻尾は短くなり尻もちをついて尻は赤くなる。