日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05616-A12
題名 大食い女房
題名(ヨミ) オオグイニョウボウ
時間 2分43秒
話者 :1907年生
収録年月日 1971-01
収録地 福井県遠敷郡上中町
収録者 稲田浩二
OWC AB28
日本昔話タイプ 参考【IT769;大食い女房】
話形分類 TA. 大食漢
概要 「それは欲の深いうち。・・・・・話を私はきいとります。ききました。私は小さい時分聞きました。」
家全体が欲の深いうちがある。おじいさんもおばあさんも婿も欲が深い。転んでも石を捨ってでも起きる一家だったが、そこに嫁が来る。よく働くが大飯食らいである。せっかく仕事をしても大飯食らいでは何にもならないのでおじいさんが何とかしろ、といい出す。ごはんを食べずに働く方法はないか、と一家で考える。嫁は「ではごはんは食べない。仕事も今までよりできなくなるが。」という。嫁は工夫してお粥を考え出す。いい嫁をもらったものだ。といって一家はお粥を食べて働くようになる。体もよけいに健康になり、仕事もできるようになった。