日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05603-A06
題名 河童の文使い
題名(ヨミ) カッパノフミヅカイ
時間 3分29秒
収録年月日 1976-08
収録地 長崎県
収録者 稲田浩二
OWC AB10
AB52
日本昔話タイプ 【IT302A;水の神の文使い-書き替え型】
話形分類 TA. 沼神の手紙;ME. 水の神の文使い
概要 「昔の殿様時代ですね・・・・・まあそういう風で、こりゃ簡単な話じゃばってんそう聞きましたかね」
ある男が上の方から、厳原に向ってゆく。途中、センマガハリという所で立派な男が出てくる。そして、行く先を尋ねられる。厳原(府中)の方へ行くと答えると、では是非こと[づ]けたいものがあるから頼まれてくれといわれる。手紙を預かるがどうもおかしい。河童ではないかと気がつく。河童の筆蹟であれば水に浮かせばすぐ解るという。水に浮かせてみると、この男は紫胆を持っているので取らねばならぬと書いてある。厳原に着くと、又男が現れて、何か預っていないかと聞く。男は知らぬ存ぜぬを押し通して過ごした。