| データ番号 | Q05530-A01 |
|---|---|
| 題名 | 蛇女;蛇女房 - 蛇淵型 - |
| 題名(ヨミ) | ヘビオンナ;ヘビニョウボウ - ジャブチガタ - |
| 時間 | 17分42秒 |
| 話者 | :[1927年生] |
| 収録年月日 | 1976-08-03 |
| 収録地 | 長崎県下県郡厳原町 |
| 収録者 | 稲田浩二 |
| OWC | AB10 |
| 日本昔話タイプ | *伝説(【IT141;蛇娘】のモチーフを含む) |
| 話形分類 | TA. 蛇女房;ME. 蛇女房 |
| 概要 | 「吉田にですね、要するにその、吉田ちう部落でね・・・・・これんそれ、吉田でそれ女が大蛇になった話ですね。」 峰町の吉田という部落に士族の家柄にあたる家がある、その家の旦那がとても美しい女性を見そめる。結婚するが毎晩その女のぞうりが水をくぐったようにびっしょり濡れている。あんまり毎晩続くので、主人は後をつけてゆく。寝たふりをしている男の寝息を確かめてから、出かける。男はその後を追う。山奥の池にくりと一番深そうな真ん中にむかって女は飛び込む。そのうち、池の中を走りまわるその姿は髪の毛が一本立ちになっている。主人はその様を見て人間ではない事を悟り、先に家に戻る。帰ってくるのを見ていると、影はまだ一本立ちの髪のままである。家に入る前に仕度をすると元の女になる。それから、又、便所の汚物入れの箱の底に何か紙に包んだものがある。ひろげてみると子供のかいなであった。そこで主人は女に問いただすと、消えるように何も言わずいなくなる。大勢の人を使い一年かけて行方を探すが見つからない。阿連に蛇淵という所がある。そこに隠れていたともいう。一年経って結婚し、子供が出来る。その子が13の旧の桃の節句の前の日、つまり3月2日というのは一年で一番潮が干く日、その日に皆で浜にゆく。人影を見て沖の方から化物のようなものが迫ってくる、人が逃げる。その子は岩にぞうりをはさみそれをとろうとしている間にその化物=蛇に追いつかれ、のみ込まれてしまう、そこで男は、仇を討つ。翌年、うんと炭をおこし、火桶に入れる。それに人に似せた人形を作り、衣装も着せて、一番出っぱなに置き自分は松の木に登り鉄砲をつかまえて待つ、果たして蛇はその人形を一のみでのみ込む、鉄砲をうつとその松に襲いかかり、根こそぎにしようとする。そのうち蛇の臓腑は焼けてきて、のたうち回り始める。その時、打って頭を割ったという岩もあり、その後山にあがった骨もみつけられたという。その岩をハチワリという。 |