日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05484-A02
題名 姥捨て山 - 難題型 -
題名(ヨミ) ウバステヤマ - ナンダイガタ -
時間 3分14秒
話者
収録年月日 1971-05-14
収録地 京都府城陽市
収録者 稲田浩二
OWC AB36
日本昔話タイプ 【IT410A;姥捨て山-難題型 】
話形分類 TA. 親棄山;ME. 姥棄山
概要 「姥捨山はね・・・・・ききました。」
ある村では81才になる老人は山へすてることになっている。ある家の老人は賢こい人だった。息子は代官からの棄老のおふれがあったが、父を地下にかくしておこうと思った。親類をよんで棄てに行った。父は帰り道を迷わぬように紙をくくってしるしをしておいたが、息子は棄てはしない、どうぞ戻ってくれ、といってむりに父をつれて帰り、地下にかくしていた。2~3年して、時の大名から、灰縄を作れ、というおふれが出た。50年に一度のおふれだった。誰も作り方を知らなかったが、父は塩に縄をつけてかわかす事をくり返すとうまくできる、と教えた。あまりうまくできたので代官がたずねると、息子は父をかくしていた事をうちあけた。代官はすぐに棄老の廃止を決めた。