日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05483-A08
題名 嫁と姑
題名(ヨミ) ヨメトシュウトメ
時間 1分27秒
話者 :1900年生
収録年月日 1973-01-28
収録地 福井県小浜市
収録者 稲田浩二
西陽光
OWC AB28
日本昔話タイプ 参考【IT431;狂歌の手柄 】
概要 「昔々あるところに・・・・・仲ようしたいう話。」
昔、ある所に嫁と姑がいた。嫁はよく仕事のできる人だった。姑よりも嫁の方が仕事がよくできた。姑は嫁をはやくねさせておいて、夜なべをして、朝になると夜なべでこれだけできた、と緒[苧]を出してみせるようになった。嫁はたまらず、姑の夜なべのすきまの明かりで夜なべをした。よく朝、姑が「ゆうべみんながねてから七かせ半、ちょんにょろり」と緒[苧]を出すと、嫁は「すきまの明かりで八かせ半、ちょんにょろり」と緒[苧]をだした。姑はそれから嫁と二人で仲よく夜なべをする様になった。